vol.11 須摩陽子さん(31) 【多様性のある社会を、様々な人に知ってもらうきっかけを作りたい:有限会社ビッグイシュー日本】
*はじめに
というのも家の最寄り駅で男性が雑誌を頭上に掲げて販売している様子がとても印象に残っていたからです。
ビッグイシューの取り組み、私たちができることまで、初心者の私にも理解できるよう、細かく説明をしてくださいました。
説明会に参加していたのは、ゼミでホームレス問題について勉強している大学生から、小学校の教論の方、ひきこもり支援を行っている方など背景は人それぞれ。
*ビッグイシューとは?
—ビッグイシューは、どのような取り組みをされているのですか?
—よく駅前の路上などで、雑誌を販売されている方を見かけるのですが、それはどちらの事業になるのですか?
—他にも様々なサポートの方法がある中で、どうしてホームレスの方を「ビジネスパートナー」と捉えたのですか?
そうではなく、「ともにビジネスをする仲間」と考えています。
—今まで、どのぐらいの方が販売されているのですか?
—1冊の雑誌が積み重なって、11億円を超える収入になるのですね。それでは、認定NPO法人ビッグイシュー基金では、どのような取り組みを行ってらっしゃるのですか?
また、スポーツ・文化活動も行っており、「野武士ジャパン」というフットサルチームで「ホームレスワールドカップ」という国際大会に参加したり、
ダイバーシティの考え方のもと、ホームレス状態の方に限らず、様々な社会的困難を抱えた方をつなぐ「ダイバーシティカップ」というフットサル大会を開催したりもしているんです。
—ダイバーシティカップ、すごく興味深いです!でも、「仕事以外のサポート」は何故必要なのでしょうか?
暑気払い料理会にて。夏野菜をふんだんに使ったお料理で夏の暑さを吹き飛ばしました
*須摩さんのこれまで
◇初めてのボランティア活動を経て気づいた自分の気持ち
—なるほど。次は、須摩さんについてお聞きしたいです!
須摩さんはもともと新卒でビッグイシューに入社をされたのですか?
—どのような団体ですか?
—ゆどうふでの活動にはどれくらいの頻度で行かれていたのですか?
◇自分のやりたいことと割いている時間のギャップに悩まされ…
—広告代理店だとお仕事が忙しくて、両立するのは大変ではなかったですか?
—なるほど。そのあとすぐ転職を考えられたのですか?
◇最終的な転職の決め手は、知りたい、関わりたい、という純粋な気持ち
—ビッグイシューもそちらに参加されていたのですか?
*須摩さんの今
◇ サポートには、マニュアルも成功法も存在しない
—雑誌を買うときに販売者さんがたくさん話しかけてくださる様子が、私もとても印象に残っています!
広告代理店から、社会的企業であるビッグイシューに転職をされて、大きく変化した部分はどのようなところですか?
たくさんあります!その中でも、一つ挙げるとしたら、
広告代理店時代の須摩さん
—なるほど。転職をされてみてどうですか?
ビッグイシューに入ってからは、日々向き合う販売者さんは、当たり前だけど、それぞれまったく異なる境遇で、まったく異なる人生を送ってきていらっしゃいます。
◇想像力をフルに使って解決策を考える
—選択肢を選び取るのは、販売者さん。その中で、多くの解決法を提示することで、ビッグイシューが彼らの心の拠り所にもなるのですね。
逆に、広告代理店と、ビッグシューでのお仕事で共通していることは何かありますか?
—ビッグイシューで働かれていて、大変なことは何ですか?
◇少しづつ起こる良い変化にやりがいを
—嬉しかったエピソードはありますか?
販売者さんたちと和気藹々と朝ごはんを食べながら、世間話や近況を話したり、聞いたり(笑)
—ほっこりした空間になっているのが、すごく素敵ですね。
ずっと路上でお一人で過ごされていた日常に、お客さんや他の販売者さんと関わる時間が生まれたり、好きなことにかける時間が出来たり・・
そういう変化が少しずつ起きてくることが、嬉しいです。
*須摩さんのこれから
—須摩さんのこれからの夢を教えてください。
*須摩さんの好きなもの
ー好きな本
ー好きな漫画
早稲田ちえ 『NERVOUS VENUS』
ー影響を受けた人
新聞記者の父親です。
今思い返してみれば、そんな父の社会に対する姿勢や、それを伝えようとする使命感は、大学の学部選択の時なども含め、少なからず自分に影響があったのだろうなと思います。
ー人生を100点満点とすると?
ー20歳の皆さんへ向けてメッセージをお願いします!
そのような仕事に最初の就職で就いていたら…近道だったんだろうなとか思ったこともありました。
大学時代は大好きなバンド活動にに精を出されていたという
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